最近は大きい病院で手術が必要で入院をされると、必ず口腔外科の診察を促されます!
何故かわかりますか??
2000年にカリフォルニア大学の教授により
歯周病が心筋梗塞や呼吸器疾患、
糖尿病などに悪影響があると指摘され、
その頃から大きい病院(大学病院など)では手術を目的とされる入院患者様には
手術前の口腔外科(歯科)の受診が必須になっています!
もう少し詳しくお話ししたいと思います。
歯周病とは・・・
歯を支える歯肉やその周囲組織が炎症を起こし、悪化すると思想骨が溶け、歯を失う事
になる病気です。その原因となるのが歯垢(プラーク)!歯垢という食べカスの事だと
思ってる方が多いのですが、実は歯周病菌という菌の塊です!!(*´Д`)
歯垢が溜まると歯と歯肉のすきま(歯周プケット)に歯周病菌が繁殖し炎症が起き、
歯根膜や歯槽骨まで及びます!やがて歯がぐらつき抜け落ちます。
( ノД`)シクシク…
歯周病が原因となる疾患とは・・・
以前から糖尿病やリウマチになると、細菌に対する抵抗力が低下するため、歯周病が悪
化するといわれていました。が最近になって歯周病になると、
心臓病や呼吸器疾患、糖尿病などになりやすい!
こともわかってきています。
特に心臓病と密接な関係があるようです!😑
歯周病は歯肉から血管を通って心臓にも移動し、血管壁に炎症を起こします。
動脈硬化を起こし、狭心症や心筋梗塞の引き金となります!😨
また、呼吸器疾患については歯周病菌に含む唾液が気管支から肺に入ると、肺炎を引き
起こす事もあると言います。
特に高齢者の場合は唾液の誤飲を起こしやすいので注意が必要です。
糖尿病があると糖尿病のリスクが高まるだけだけではなく、治療の時も血糖のコント
ロールが難しくなるようです。
*歯周病菌だけがこうした病気の原因ではありませんが
要因の一つであるということ!😤
日頃からのケアが重要ですね😉
何故、手術までに口腔外科受診が必要か・・・
①手術後の肺炎予防!
口の中に細菌が入ると肺炎を起こします!特に術後は抵抗力が下がっている患者様には
発症のリスクは高くなります。全身麻酔の手術では挿管チューブと共に口腔内の細菌ま
でも気管に押し込まれ肺炎が起きる可能性があります!そうなると本来の治療に遅れが
生じる可能性が出てきます。
②手術部位の感染予防!
唾液と共に飲み込んだ口腔内細菌が手術部位に感染することにより手術創部の治癒が遅
れたりします。
③全身麻酔の挿管時の事前確認ため!
特に前歯がグラ付いている場合は手術の前に抜歯をしたり、患者様の状態により手術用
マウスピースを作成する場合があります。
歯周病って怖いでしょ😱
いつ何時、何が起こるかわかりません!緊急手術とか・・・😰
日々の歯周病の予防を習慣づける!ことが大切です。
で、!!
日々、気を付けたいこと!😠
①一年に1.2回は歯科を受診し、歯周病の検査も兼ねて歯石除去をしてもら
う!
②歯周病を起こしてる歯肉は血流が悪くなっているので、歯肉のマッサージに
よって血流が改善されると歯肉が盛り上がり歯周ポケットが小さくなる。
そうなると歯周菌の繁殖をおさえられる!😄
③歯周病は生活習慣病の一種!特に喫煙習慣があるとかなり問題!
!ニコチンの作用で歯肉の血流が悪化し低酸素状態になる為歯周病が増殖しやすく
なります。
免疫も低下するため歯周病の進行も早い!!😥
禁煙を心がけましょう!!
・・と勝手に綴らさせていただきました!
昨年、知人が心臓病で入院しまして・・( ノД`)シクシク…
そのお見舞いに行った時”やたら口腔外科行くねん!”と話してくれまして!😅
それで彼に色々とお聞きました👂
私も知らない事が沢山ありました!歯が!そこまで大切だとは・・・Σ(・□・;)
知人は無事回復いたしまして、仕事復帰しております😊
今回は歯周病の恐ろしさを学びました・・・・😨🙂