思い出す!人生最大の度肝を貫く大失敗!!
子育てが一段落してから、私たち夫婦はよく旅行に出かけていました。
旅行先は常に私が決めています。
- 鈴木奈々さんの泊った旅館!!に決定
- 人生を祝う高級旅館「うぶや」
- 不穏な予兆は朝から始まっていた
- 忍野八海!何と読む???にんのはっかいで検索
- いよいようぶやに到着。度肝を抜く強烈な事実!!
- 20畳以上はある大広間での寂しい夕食会場
- 最高のおもてなしで送り出してくださったスタッフの方々
鈴木奈々さんの泊った旅館!!に決定
いつもは夫婦二人で行く旅行。
この旅行、一時的に娘も参加していた時期があるのです。
何故かというと・・・
彼氏と別れて独り身になったからだったのです。🤫
北海道、 静岡、長崎と3年連続娘は私達の旅行に同行していました。
時は2013年、夏のお話!
この年、どこに行こうか色々と検討していたのです。
ちょうどその頃
タレントの鈴木奈々さんがブレイクされていて、
「世界遺産になった富士山の見える宿」の部屋で、
夕食後にプロポーズされ、結婚に至ったという話が話題になっていました。
富士山はまだ見たことないな!
世界遺産になったのならこの目で一度見てみたい!
と私も思ったのです。😆
そして、
鈴木奈々さんの宿泊された、この旅館をすぐに検索。
調査に入ります。
調べていくと判明しました。その旅館!
人生を祝う高級旅館「うぶや」
その旅館は、
「うぶや」という旅館でした!!
全客室から富士山を望める、河口湖のほとりにある
高級温泉旅館です。
世界遺産になった富士山を部屋にいながら見れる!なんて贅沢なこと!!
うぶや旅館のコンセプトは・・・
人生をお祝いする宿。
還暦や結婚記念、子育て1周年など、
大切な人の人生をお祝いを
世界一の富士山を眺めながら
ゆっくり休み、
おいしいものを食べて、家族みんなでお祝いするひととき。
「おめでとう」と「ありがとう」からうまれる、
そんな旅館なのです。
「うぶや」はちょっとお高めの高級旅館。
世界遺産のあの富士山を、
ほとんど正面から望むことができる絶景のお宿。
そして、このお宿は
お風呂も充実しています。
富士山と河口湖を眺める事ができ、
大風呂、露天風呂のほか、
座湯や寝湯など、さまざまな湯を楽しむことが出来ます。
お部屋に露天風呂も備え付けてあり、まったりするのには申し分ないのですが、
そうなると料金が高くなってしまいます。
夫婦二人だけなら露天風呂付きの お部屋を選ぶのですが、
今回は娘と、大浴場を満喫するため
露天風呂は備え付けていない、
このお部屋を予約することに!!!!
次の間付き和室(ベッド付き)
うぶやホームページより引用
とにかく広くゆとりがあるお部屋でした。
最高のロケーション❣
しかしこのお部屋を決めるまでが大変でした!!
別の部屋を見てしまうとそこが良くなる!😣
また別の部屋を見るとそこが良くなる!😫
という感じで予約をしたりキャンセルしたりという
この作業を2、3回繰り返してしまったのです。
きちんと一旦キャンセルしてから次の予約を取ったつもりが・・・
不穏な予兆は朝から始まっていた
新幹線で静岡まで行き、そこでレンタカーを借りることにしていたのです。
手続きを済ませ、いざ、レンタカーに乗り込み出発。
出発して約10分で、ドアミラーが壊れる!!マジか~😣
助手席のドアミラーがなぜかぐらぐらしているのです。
あれっ!!
全くミラーとして機能しません。
後ろが見えない。
このままでは事故も起こしかねないと思い、
先ほど借りたレンタカー屋さんに電話。
近くに同じレンタカー会社の支店があるらしくそこで
車をチェンジ!
なんとかここから安心して車で移動することができました。
幸先悪いなあ〜と思いながらも・・・
気を取り直し、いざ出発!
忍野八海!何と読む???にんのはっかいで検索
次に向かうのは”にんのはっかい”
カーナビに打ち込むも出てこない。
”なぜ出てこない”にんのはっかい”
家族で右往左往します。
夫からは、
”お前間違ってないか!”と言われ・・・
娘には、
”そんな場所ないで!あ母さんの書いたリスト見せてみぃ~”と 。
娘に見せます。。。。
すると、
”お母さん、読み方間違ってるやん
それは「おしのはっかい」と読むねんで!!”と・・・
こう書きます。
「忍野八海」
「忍野八海」は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池です。
昭和9年(1934年)に国の天然記念物に指定されています!
私は知らなかった・・・
”おしのはっかい”と読むことを( ノД`)シクシク…
そりゃぁ~”にんのはっかい”じゃぁ
カーナビにいくら打ち込んでも出てきません🤣🤣🤣
まあまあここまでは笑い話で済んだのです。
笑えない事件がここから始まるのです。
いよいようぶやに到着。度肝を抜く強烈な事実!!
河口湖畔を巡る道路沿いに並ぶたくさんのお宿。
その中に高級旅館「うぶや」があります。
このうぶや旅館はほぼ正面から富士山を眺めることができる最高の立地。
道路沿いにある宿の玄関先に車を停め、ここで降ります。
ここからはホテルの方が車を移動してくださるのです。
ホテルの方に案内され趣のある素敵なロビーのソファーに
腰をかけようと思ったその時、
ホテルマン
あの~残りの3組の御一行様は、もうすぐ来られますでしょうか!
と聞かれたのです。
???

いやいや、私達だけですけど・・・
何やら不穏な空気が流れる・・・
少々お待ちください。
すると、フロントの奥から、男性の方が
A 4の用紙を何枚か手に取り、
確かあと3組いらっしゃいますよね??予約されていますよ!
と聞かれたのです。
もしや・・・
私は思い出したのです。2ヶ月前・・・
ネットで予約をしたり取り消したりを繰り返していた時のこと!
しかしこの時はきちんとキャンセルメール来てから、
次の予約をしたのですが・・・
きっとこれがきちんとキャンセルされていなかったのでは!!🥶🥶🥶
どうも、お部屋が三つ予約された状況になっているようなのです!!
マジで!!!😱🥶😭
予約に至るまでの経緯をフロントの方にお話をするのですが
呆然とする私。
すると、夫と娘がおかしな行動をし始めます。
夫は立ち上がり、
あ~!!ちょっと待ってくださいよぉ~
財布の中のカードが・・・え〜と!!そっそっ!今の 手持ち金額は・・・
と。
娘は娘で
カバン!!カバン!!
え〜っと!今、いくらあったかな~!!
夫と娘は、残り二部屋のキャンセル料を払わなくてはと思い、
有り金をかき集めようとしていたというのです。
するとフロントの奥から、上司のような方が現れ、
ご心配なさらないでください。こちらの方は大丈夫です。
今日はごゆっくりとこちらでおくつろぎください。
と。
とおっしゃってくださったのです。
8月はちょうどお盆の時期。
旅館にとってはかき入れ時だったはずなのに😖😖😖・・・
確かに、 私はキャンセルをしキャンセルメールも来たのに・・・
しかしきちんと印刷をしていなかった!!
なので証拠もありません。
私も少し腑に落ちないところはあったのですが、
もうどうすることもできないのです。
やはり私のせいなのでしょうか。
せっかくの旅行もここから頭の中はほぼ白紙状態です。🥶
20畳以上はある大広間での寂しい夕食会場
この日の夕食メニューは、A 5ランクの和牛を使った贅沢なすき焼き懐石料理。
それも目の前で料理長が一枚ずつ丁寧に作ってくれるというもの!!
会場に行ってみると・・・
なんと広い会場でしょう。 😂😭
20畳もあろうかという大広間には、
20人以上は座れそうな長いテーブルが準備されていました。
そりゃそうです。3世帯分の予約が入ったのですから、
食事をする場所は当然大広間になりますよね!!😭
この長いテーブルの前にたった3人で座る私たち。寂しい・・・
私たちの前には板長が料理してくださるテーブルが一つ。
私はただただヘコみます。
お金を払って済む問題でもないし、払ってくれとも言われない。
でも心温かくおもてなしをされればされるほど、
私の心がズキズキと痛むのです。
本当に申し訳ない思いでいっぱいで
食事も喉を通りません。
そんな私たちを気遣い、板長は何もなかったかのように、
料理の説明、富士山の話などなど
明るくお話をしてくださったのです。
夫も娘もなんとか場を盛り上げようと頑張ってくれていましたが、
一番私の気持ちを落ち着かせてくださったお話は
板長さんが私達夫婦と同郷だったこと。
それで私の心が一気にやすらぎ、話にも花が咲き、
そこからやっとお料理の味を感じることができるようにな りました。
食事も終わりお部屋に帰ります。
夫と娘のあいだでは、もう笑い話となっているのですが私は笑えないのです。
窓から見える富士山が私を慰めてくれます!!
私たちが宿泊したお部屋 、"次の間付き和室"
から本当に綺麗な富士山 が見えるのです。
目の前に広がる河口湖!
その向こうには雲ひとつない富士山。
朝夕で姿を変える富士山の表情をお部屋から、
思う存分見ることができる最高のお宿。
食事が終わり、露天風呂や大浴場を娘と二人でめぐります。
どのお風呂からでも本当に綺麗に富士山が見えます。
しかし、
私の心は温まらず・・・悲しい・・・😥😥
明日の朝の会計が怖い・・・😱
最高のおもてなしで送り出してくださったスタッフの方々
最高の旅館で、最高のお風呂で、最高の食事をいただき
本当に幸せなひとときを過ごしたはずなのに、
心が重たい・・・
チェックアウトの時間。
ドキドキしながらフロントへ。
とても丁寧な接客をされる旅館のスタッフの方々。。
何もなかったかのように、普通に家族3人分の料金が請求されたのです。
ほっと胸をなでおろしたものの、
この一泊二日の旅行は、 私にとっては針のむしろでした。😫😫
もうあれから9年もの月日が流れてしまいましたが、
私は必ずあのぶや旅館へ夫と二人でもう一度泊まりに行く予定です。
今度は心の底からあの世界遺産の富士山をゆっくりと眺めたいと
思うのです。
この件以来、私が旅行を計画するたびに家族や夫からは、
部屋の数確認してる? 間違えてない?
と何度も何度も念を押されるようになったのです。
この「うぶや旅館」は世界遺産富士山を独り占めできる最高の旅館です。
皆さんも一度足をお運びください!
期待を裏切らない最高のおもてなしが待っています!!
ここまでお読み頂きありがとうございました<m(__)m>